爆笑!?コネタ集 我輩とおじいさんとちっちゃな花火(ネタなし)

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我輩とおじいさんとちっちゃな花火(ネタなし)

入院していた時の同室のおじいさん。
とは言っても60歳過ぎなのでおじいさんというには失礼か・・・。
まぁ、お孫さんもいるし、おじいさんでええか。

なぜか、そのおじいさんとは波長が合った。
同じ悪性リンパ腫ということもあり親近感があったのかもしれない。

お互い暇だったので、よく窓の外をボーッと眺めていた。
夏の終わりのある日、
おっ、花火が上がっているでと教えてくれ、
一緒に病室を抜け出し、別の空いているよく見えそうな病室まで見に行った。

我輩   「小っちゃい花火やなぁ~。でもなんか不自然ちゃいます?」
おじいさん「まぁ、ええやん。」

翌日の夕方、
おじいさん「○○さん、たいへんや!」
我輩   「どないしたんですか?」
おじいさん「いや~、昨日の花火。夕方やのに上がってるわ!」
我輩   「そうですね。う~ん、インターの車のライトですねぇ~。」
おじいさん「やっぱりそうやなぁ。まぁ、ええか。見にいこか。」
と車のライトと分かっても暫く見続けていた。


入院当初、初めての抗がん剤治療をして吐いたとき、
「無理して食べんでもええんやで。」
「もうすぐ、髪の毛抜けるけど、ガムテープあるから、それで布団に落ちた髪の毛はとったらええわ。」
「あんたは若いから順調に進むわ。焦らんええで。髪の毛も治療やめたら生えてくるわ。」

と、いつも励ましてくれた。
とても不安な中で安心を与えてくれたというか勇気づけられたというか・・・
一人ではないという気持ちにさせてくれました。

でも、おじいさんはというと熱が治まらず、夜もあまり寝れず、治療も延期延期で
とても辛そうだった。。

おじいさんの悪性リンパ腫は再発しており、トータル2年弱の闘病。
今回の入院生活だけで既に8か月も入院していた。

行事ごとで出てくる特別な病院食は一通り食べたと自慢していた。
我輩は、9月の「月見ゼリー」と敬老の日の「おいなり」だけで
まだまだひよっこである。
今日の魚、パサパサで最悪や~」と二人で『どん兵衛』を食べたこともあった。

おじいさんは、後は自家末梢血幹細胞移植をする予定である。
我輩も再発すれば進むであろう道である。

おじいさんは、末梢血幹細胞は既に取っていて後は大量化学療法を行って、
空っぽになった骨髄に末梢血幹細胞を移植し生着させるという最後の大仕事を
残すのみだった。

しかし、今の体力では大量化学療法に耐えれないかもしれないので
一旦、退院して体力をつけてから再入院することとなった。
退院後、半月に一度の通院では必ず、病棟に顔を出してくれて、
体力が戻ったらかえってくるわ。自分の分身(抹消血管細胞)が居るしな。
いや~、やっぱり外は食べ物が違うぞ!
と元気そうに言っていた。

その後、我輩も退院し、外来治療に切り替えた。
外来治療のついでに病棟のナースステーションに顔をだすと
「Mさんいるよ」
と馴染みの看護師さんが教えてくれたので会いに行った。
奇しくも我輩のいたベッドに入院していた。

我輩   「あれ?入院予定早いんちゃいます?」
おじいさん「いや~、ややこしいことになってなぁ。咳がでると思ったら肺気腫やってん。
      まぁ、昔、タバコよう吸うとったからしゃあないなぁ。
我輩   「そうですか。まぁ、無理せんとじっくり治すしかないね。分身(抹消血管細胞)も
      待ってますよ。
とその時、我輩はあまり重大にとらえてなかった。

その次の外来治療で顔を出すと
おじいさん「いや~、ややこしいことになってなぁ。
我輩   「肺気腫が?
おじいさん「肺気腫は良くなったけど、どうも肺ガンらしい。それも動脈の近くにあってややこしいんや。
      ここでは詳しく調べられへんから、明日、別の病院に検査にいくねん。
我輩   「また、戻って来るんですよね?
おじいさん「肺ガンじゃなかったらな。肺ガンやったら転院やろな。

もうそこからは、どう言葉をかけて良いかわからなかった。
検査結果が良かったらいいなとかありきたりな言葉しかかけられなかった。。
おじいさんの目には、心なしか涙が浮かんでいた。

帰り際、
我輩   「また、来ますから・・・。
おじいさん「いや、その時にはもう・・・。いや、待ってるわ。

おじいさんの言いかけた言葉は分かった。

1週間後、外来の予定があったのでお見舞いに行くと、おじいさんは居なくなっていた。
看護師さんに
「Mさんは?」
と聞くと
「退院したよ。」
「そうか・・・」

もうそれ以上は、何も聞けなかったし、看護師さんも話せないだろう。
退院には、いろんな意味がある。


また、花火の見える場所やったらええなぁ。
お互い、同じ空の下、無理せず、楽しく笑って生きていこう!
神様!どうか最後の大仕事成し遂げてさせてあげてください!
おじいさん、また、会う日まで!


FX

テーマ : 病気と付き合いながらの生活
ジャンル : 心と身体

プロフィール

キャープテン

Author:キャープテン
日常で起こったちょっと笑えるコネタを公開しています。
悪性リンパ腫という病気にかかってしまいましたが、
治療が終了し、2011年より、社会へ復帰しました。






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